部活時代(中学編) その10

新入生が入り、時は過ぎ...
僕らにとっての3度目、
先輩たちにとっては最後の夏の大会・・・。

結果は2回戦敗退でした。
結局この1年間はブロック大会の壁どころか、
2回戦の壁を超えられませんでした。
本当に鬼の様に熱い夏の日でした。

翌日、僕ら2年生は部活が始まる前に先生に教室に集められました。
先生が「この先、サッカー部をどうする?」みたいなテーマで話し出し
「強く」or「楽しく」を挙手制で方針を決めるという踏絵に近い多数決を実施したのです。
勿論、圧倒的多数で「強いチームになる」ということで可決。
この多数決で「楽しく」に手を上げる勇気のあるヤツはいませんでした。

その多数決の日が自分たちの代のスタートでした。
区で3位以内になると出場できる、区大会の次のブロック大会を目指し
猛練習が始まりました。
僕らと同じ時に新任教師として学校に来た先生は常にグランドの中心で笛を吹いてます。
とうとう、我が中学のサッカー部に絶対君主としての顧問が誕生した瞬間です。

今までの「先輩が後輩を走らせる」という不文律はこの日で崩れ落ち
先生の笛で1・2年生が一緒に走るという
それまでの我中学では有り得ない練習がスタートしたのです。

狙うは秋の新人戦。目指せ!3位以内。
「最初の大会で勝たないと次からは苦しい」などと
まるで甲子園出場高校の監督ばりの達観した顧問の意見に基づいて
とにかく、走る。そして、走る。
グランドのトラックで陸上部ばりにタイム走です。
1周400Mのトラックを延々、決められたタイム内に走り続けます。
終ると、一抜けダッシュならず、終わり知らずでダッシュ。
その中から先生が「○○と○○抜けて良し」と言われたヤツから抜けられるという
耐久性を高めるにはピッタリの練習です。
疲れた頃にスクワットが始まります。
1年生の頃の"シゴキ"とは比べ物にならない位の厳しさ。
しかも、目を光らせてるのは先輩から先生に。

「たっぷり可愛がってやるぜー!」なんて後輩ができるのを
息巻いてた待ってた同級生たちもスッカリ疲れ果てて
「集合」をかけずに帰途に着く始末。
後輩たちはゴールデン・ウィークの頃には
僕らをあんなに悩ませていたストッキングを履いてました。

それを「俺たちの頃はよー。」なんて息巻いてやりたいところでしたが
それよりも練習が厳し過ぎて最初25人くらいいた新入生は
結局10人にも満たない人数になってしまいました。
この練習が後に快進撃となるのか、
それとも先輩のシゴキと同じように懐かしい思い出にしかならないのか?
その時は何にも分からず、ただその日の練習が終ることだけを考えるだけの毎日でした。

(つづく)
c 175cm/85kg

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