部活時代(中学編) その8

中学の地区大会、春の大会って何月でしたっけ?
季節を思い出せません。
確か4月とかだったような気が・・・。
とにかく!とうとう、リベンジの時が来たわけです!
新人戦を経験し、スパイクを装着し、冬休み・春休み練習を乗り越え、
満をじして我々1年生は2年生となり2度目の公式戦です。

その頃には僕らの住む区(所謂東京23区ってやつです)は、上位3位に入ると地区予選の次
「ブロック予選」に参加できることを知り、それを目指してモチベーションは最高潮です。
3位以内ということは、1回勝ってベスト16、2回でエイト、3回で準決勝
更に準決勝で勝つか、次の3位決定戦で勝つか、と最低4回勝たねばなりません。
新人戦の時は2回戦敗退ですので、プラス3勝です。

組合せが決まります。
相手は、区内に3つしかない私立中学。
私立は大概安定してベスト4に2つは顔を出す存在です。
しかし、ヒガミっぽい公立中学軍団は対戦相手を知り、俄然燃え上がります。

「絶対負けらんねぇからな!」というゲキが春の大会を目指す頃には
我々1年生の仲間うちからも聞こえてくる様になります。
勉強では無論勝てない相手。
サッカーまで負けたら、あとは殴りこみを掛ける以外手立てはありません。
試合の週は、練習に熱を帯びてきます。
間違っても立場が対等になることは無いですが、
2年生と1年生の間にも一体感が生まれ非常に良い雰囲気で練習が進みました。

そして、試合当日。
試合の会場は新人戦同様、我が学び舎の校庭。
土曜日から始まった大会に登場した僕らは、
同級生や先輩という圧倒的多数のギャラリーに迎え入れられセンターサークル付近に
並び笛を待ちました。

「これだったのか・・・」
あんなに気合の入った先輩を見たことが無いというくらい熱心だった試合までの1週間。
先輩たちは土曜日に公式戦があることの意味を分かっていたんです。
そりゃそうです。人生で最もカッコ付けたい年頃。
しかも相手は自分たちの力量に比べたら強敵。
学校の女の子たちは大挙して試合を眺めている状況です。恥はかけません。
勿論、先輩たちと同じくらいモテたい僕らボンクラ1年生も
完全に雰囲気に飲まれてこの興奮に飲み込まれて行きました。
(つづく)
c 175cm/85kg

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 部活時代(中学編) その8

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.yasuda1932.jp/mt/mt-tb.cgi/29

コメントする

2007年12月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

このブログ記事について

このページは、2007年12月27日に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「蹴り納め」です。

次のブログ記事は「2007年も、お疲れ様でした」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。